[ゲーム紹介]RING of RED

ゲーム紹介

こんにちは、fumiです。ゲーム紹介です。ゲームをプレイするようになって日が浅い人も、子供の頃から夢中でゲームをプレイしてきた人も、大抵何かしら印象に残っているゲームがあると思います。私fumiにとってはこれから紹介するゲーム、RING of REDがその一つです。恐らく読んでいる方の記憶にないゲームかとも思いますが、ふと思い出したので紹介します。読者のゲーム原体験を思い出すきっかけになれば幸いです。さすがにこのゲームは誰も知らないだろ…

発売

RING of REDは2000年にPS2にて発売されました。史上最も売れたゲーム機ことPS2の発売と同年であり、当時のゲーム界隈は熱狂的な盛り上がりを見せていました。のちのヒットシリーズである真・三国無双もこの年であり、翌年2001年には初代鬼武者が発売されていることからも、ゲーム界隈の盛り上がりが想像できるかと思います。そんな2000年に、異色作RING of REDはひっそりと発売されました。

ギリギリこんな感じでコンビニでゲームが売ってた頃です。
え?見たこと…あるよな?

第二次世界大戦後の架空戦記

本作の異色さを際立たせているのがその舞台設定でした。舞台は太平洋戦争終結後の日本。しかし物語は架空の歴史をたどり、太平洋戦争において日本はポツダム宣言を受諾せずに本土決戦を継続し、結果北緯38度線を境に北はソ連、南は米国に占領されています。そんな中、ソ連領である北日本が「日本共和国」として独立を宣言、日本戦争が勃発する…というあらすじです。

インパクトが強い

このあたりの史実との違いなどについては割愛します。正直いわゆる架空戦記ものでは比較的見かける設定な気がしますし、大人になった今見たら「ほーん、面白そうじゃん」という感想ではありますが、10歳かそこらのfumi少年に衝撃を与えるには十分でした。なんといってもこれ、

史実の記録映像にロボを合成したムービーに心打たれたのを今でも覚えています。単純にカッコよすぎるだろ…
このロボは作中では歩行戦車AFW(Armored Fighting Walker)と呼ばれ何を隠そう本作RING of REDはロボット戦略ゲームです。フロントミッションシリーズやスパロボシリーズと同じカテゴリーですね。(伝わるだろうか…)

システム

ゲームシステムは戦略RPGによくあるスクエアマップにユニットを配置するシステムです。しかし特徴的なのは攻撃システムで、マップ上で敵ユニットに攻撃する際、なんと90秒間リアルタイムで自機AFWの前進、後退、砲弾装填、照準、射撃、随伴兵前進、随伴兵後退を駆使した戦闘を行う点でした。

自軍ユニットを敵ユニットに近づけて攻撃する一般的な仕組みですが…
攻撃はリアルタイム操作かつ、攻撃や離脱の駆け引きが必要となります

もちろん一度の戦闘で決着がつくこともありますが、大抵は何度も戦闘を仕掛け敵機を撃破することになります。自軍ユニットを移動させ、戦闘し、別な自軍ユニットを移動させ、戦闘し…をすべてのユニット分行います。そうです、ステージのクリアにとてつもない時間がかかります。
そのため1ステージを3時間ほどプレイすることも珍しくなく、その上途中セーブは再開時にデータが消滅する仕様のため、クリアに膨大な時間を要しました。20ステージ弱はあったような…
レベルを上げてクリア!の要素もなくはないのですが、基本的には頭を使ってトライ&エラーを繰り返すしかない硬派さが魅力であり、戦術の奥深さの虜になっていきました。

ロボゲーなのにレトロリアル路線

本作RING of REDをロボゲーと説明しましたが歩行洗車AFWは機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツのような代物ではなく、どちらかと言うと足の生えた戦車です。砲弾は搭乗する随伴兵が手動で装填する必要がある上、現実の戦車同様に随伴兵による対歩兵戦闘力を失えば、途端に敵歩兵による対戦車兵器によってあっさりと撃破されてしまいます。そのため、敵歩兵を攻撃する必要があるという点が他のロボゲーにはない無慈悲さを醸し出していました。自機1機につき随伴兵3部隊を1ユニットとし、移動や射撃に加え敵機を狙うのか、敵歩兵を狙うのかの駆け引きが他にはない魅力でした。

隊列により異なるスキルを発動させて戦います。(後述)

兵科ごとの違い

1ユニットにつき3部隊の随伴兵を同行させ、うち1部隊を搭乗させます。随伴兵は搭乗、前衛、後衛それぞれに配置された場合に発動するスキルを持つため、どの部隊をどこに配置するのかが戦略において肝となります。

地雷、ガスなど物騒な文字が並びます。

随伴兵のスキルは強力で、敵機の足にワイヤーを巻いて動きを止めてくれたり…

焼夷榴散弾で敵兵を焼き払ったりしてくれます。

これら部隊配置と戦闘アクションに加え、スクエアマップでのユニット移動を行いながらをステージを攻略するのはとても根気がいりましたが、夢中で何時間もプレイしていたのを覚えています。
相手ユニットに修理スキルを持った部隊がいないのならば破壊スキルを持った部隊で敵機の部位破壊を狙う、相手ユニットが対戦車特化であればこちらは対歩兵特化で無力化する、などのちのゲーム人生にも活きる試行錯誤ができかのかな、と振り返ることもできそうです。

シナリオ

未プレイの読者(ほぼ全員)もいるかと思いますので詳細なネタバレは控えますが、シナリオもとても魅力的です。特に戦後のミリタリー描写、日本の兵器を思わせる独特なゲームUIに魅力を感じる方であればとても気に入ると思います。YouTubeでプレイ配信されている方の動画が残っていますので、興味のある方にはおすすめします。長いですが…

終わりに

こんな誰も知らないゲームの紹介をするのはなかなかに狂気な気もしますが、子供のころに夢中でプレイしたゲームを思い出し、大人になって改めてまとめるのは思いのほか楽しいものでした。
もし本作RING of REDのファンの方がいたら、勢いで書きなぐった記事ですので内容指摘お待ちしております。お読みいただきありがとうございました。

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